ボールスプラインねじ 【使用上の注意】
ユニットは、軸から取外しますと鋼球が脱落してしまいます。組立ての際の取外しには付 属の専用取外し治具をご使用下さい。なお、取外しする場合には、ボールねじ側ユニット はできるだけ軸に取付けたままで、 スプライン側を付属の取外し用治具に移動させて下 さい。(治具の取扱いは、取外し用治具の使用方法を参照して下さい。)また、再組立ての 際は、合マークNo.ならびに、位置関係をご確認のうえ、行って下さい。軸中央のストッパー カラーは、ボールねじ側のユニットの脱落防止も兼ねています。カラー固定用止め輸の取 扱いには、充分ご注意下さい。 |
ボールスプライン側のユニットにプーリ等を取付ける際(下図)、取付けボルトのくび下長さ には特にご注意下さい。取付けタップ深さよりボルト先端がとび出しますとユニット内の回 転軸受に損傷を与えてしまいます。 |
各ユニットをユニット取付け箱に取付ける際には、取付け面精度をご確認のうえ行って下
さい。また、ボールねじ側にはできるだけラジアル荷重やモーメント荷重が作用しないよう にしてご使用下さい。 |
ユニット内には、高精度な回転ベアリングを適正に調整して組込んでありますので、 絶対 に分解しないで下さい。ユニットに追加工することは、精度の低下、強度不足、また、異物 の混入などにより鋼球の循環機構に悪影響をおよぼしますのでおやめ下さい。なお、どう しても必要な場合には、NSBへご相談下さい。 |
組立て時、異物の侵入には充分ご注意下さい。 軸を追加工した場合など、洗浄不足によ リユニット内に異物が侵入しますと、動き精度だけでなく 寿命の低下 にもつながります。 また、ユニットの挿入を容易にするためにも、軸の追加工後の面取り、ならぴ、ねじ溝のエ ッジ ( バリ ) 部を除去してからご使用下さい。 |
■ ボールスプライン側のスリーブ両側に設けてあるエンドキャップ外周面を、直接部品の
取付けの案内には使用しないで下さい。
■ ユニット内には、 高精度な回転軸受を適正に調整して組込んでありますので絶対に分
解しないで下さい。